走ること

土曜の夜、仕事から上がり・・・


SRX―――
何とかエンジンがかけられる状態までもっていった。
で、セルを回すと・・・




ジジジジジ・・・・・



回りませんよ・・・・



今度はセルのトラブルかよー
ちゃんとリレーまで電気来てるからセルモーター自体の問題かも・・・
マジヤッカイ。





しかたないからオシガケ。
路地にバイクを出し・・・


気合を入れて勢いを付けて押す!(思いっきり勢いつけていかないと単気筒の軽量車だからリアタイヤにトラクションかからなくてロックしちゃう)





その瞬間!





ズザッ!
ガシャン!





なぜか道に砂が撒いてありバイクを押した瞬間激しくコケルw
普通にコケタの何年ぶりだろw
おまけにバイクの下敷きになる・・・
しかもこの間やったところまたやらかしてマジ痛い。




しょうがないからDTでヒキガケ。



なんとかエンジンかかりました!
した。
した・・・
・・・・











バチバチバチバチバチ・・・・





・・・・





マジ―――――?
なんでこんなメカノイズ出てるの?
ちゃんとバルブクリアランス取ったのにー


でもアイドリング、吹けは安定してるから今回はバルブ大丈夫かなぁ。
でも打音がなぁ・・・


しかたない・・・
またエンジン降ろそう!w
やるっきゃない!


エンジンイジルのも楽しいしねw
何回SRXのエンジン載せ降ろしやったんだろ、オレ?w


とりあえずセルモーターの点検、腰上のチェックだな。
バルブ外してチェックしてみよ




夜、スポット・・・
自分に新しいあだ名がついた、その名も・・・
「ハッカイ」w
キリンに出てくる極悪バイクチーム”ガルーダ”のメンバーの一人。
見た目が似てるかららしいw
YZF−R1に乗って暴れるしかないな!w







日曜日、仕事で・・・
4年ぶりに中学校の友達と会った。
激しく久しぶりで思わず盛り上がるw
バイクには興味が無いヤツだが彼女にメットを買ってあげるのに来たみたい。
その彼女、中学の時はいっしょにバスケやってた元気な女の子だったのに今は’お姉さん’ってカンジ、大人の女性になってた



お互い変わってないなー とか
進学のこと とか
もりあがったなーw


こう言われた・・・
「kzはいいよな、好きな事仕事にできて・・・ オレなんか大学行きながら塾の講師のバイトだよ。」
この言葉には’オレは将来なにになるんだろ?’って意味が含まれていたような気がする。何か複雑だねw
オレは高校クビになったが身に付けた’学’はある、でも学歴は無い。
あんたらにはちゃんと学歴が着いてきてる、まだマシだろw
オレの場合はデスクワークなんかより技術で、現場で生きて行きたいタイプだから


オレの噂がすごい広がってるみたいだし、いろんな話がw
みんなオレを結構目撃してたり、話に出てくるみたい


中学の時は毎日バカみたいにバスケに明け暮れてたメンバー・・・
その時の連中は卒業し大学へ行っている。
そして明るい未来、今後の楽しみのため今を頑張ってる。
オレは目の前の楽しみのためだけに今を生き抜いてる、未来は選べない、ずっと切り開いていくしかない。


愚かだ・・・
自分が悲しく感じた、ココロがイテー
「ナにやってんだオレは」って
みんなは幸せを目指して頑張ってる
なのにオレは欲望の赴くまま、命を落とすかもしれない危険な遊びに身を投じている・・・


でももう元には戻れない
今更引き返せない
オレはなんで走っているのかを聞かれることを恐れていた・・・




帰り際、オレは友達とその彼女にこう言った
’事故んねーよーに気を付けろよ!’
2人は「気を付けるよ、アリガト!」と帰っていった。
でも不思議そうな顔をしていた’なんであんなに当たり前のこと言ったんだろ?’みたいな。
クセだよね。普通なら事故を起こさないよう普通に気を付ける、でも自分達の場合常に’死’が隣り合わせだから一番、常に気を付けている。
普通の接触事故なら起きても骨が折れて外傷負って痛い思いをするだけで済む。しかし自分達だと一撃で死ぬ可能性が高い。
だから人一倍事故、交通状況に気を使う。コレがこの道で生き抜く術
だから普通の人なら当たり前のようなあの言葉も念を入れて言う


走る者として



今回久しぶりに会って思った
中学の時のあのメンバーの想いは今もちゃんとみんなの中で残っていると
うれしいね
またあのメンバーで遊びたいよ





明日もSRXのエンジン降ろすか!
ガンバロッ!