Little breaks - ｋｚ’s Day to run

２１：００―――――

轟雷は過ぎた・・・

―――ハシリタイ―――

そんな呼びかけを感じた

だからオレはＳＲＸで走り出す

セルでエンジンはかからない
オシガケだ

ドッドッドッドッドッドッ―――――

かかってもアイドリングができない、安定しない
グズつく

走り出す、雨上がりの夜空の下

そしてコースへ合流する

国道トライアルストレート
１４０ＫＭしか出ない

大通りスラローム
スロットルワークについてこない

辛いね
まったくダメだ

オマケニ途中止まっちまうし

でも帰りは調子良かったかも

久しぶりに走ったからオレもコイツも気分は晴れたかも

明日からは短い休憩
エンジンを開ける

さーてっ、大仕事だ
まってろよ、ＳＲＸ

そう・・・
コイツは

きっと
もう

長くは
生きられない

ただ速く走るために
生まれた

もう長くは
生きられない

・・・
その車は

まるで
くるおしく

身をよじるように
走るという・・・

魅せられた者たちは
もう

いくところまで
いくしかない

アキオが駆る車、Ｓ３０Ｚ
「悪魔のＺ」とよばれ、走るために生まれてきた
この車に魅せられる
ＧＴ−Ｒ、ポルシェ・ターボ、テスタロッサと
それに関わる男女６人
それぞれの運命が動き始めた今・・・
湾岸ストリートストーリー

アキオのＺは調子を崩す
そんな彼の前に現れた伝説の「地獄のチューナー」こと’北見淳’
そう、このＺは北見が組み上げたものだった
しかしある日を境に北見は消える、このＺを組み上げて

そしてＺのエンジンは組まないと言い放つ
アキオは自らＺのエンジンを組みなおし
再び湾岸に現れた・・・

熱くさせられるぜ

ペイオース騒動を読み返してみた
次回が楽しみだ！

明日はエンジン、エンジン！